サッカー選手をしながら仕事をするのはダメなのか
本業に集中しろというのはなぜなのか
田場ディエゴは大学卒業後J3YSCC横浜に入団した
入団時はサッカー給0円のアマチュア契約
その時はサッカーした後に商業施設のアパレル店員として働いた
自分で面接をうけ、合格し働き始めたわけだが、今そこで働いて手に入れた能力があるわけでもないし、全く関わりのない業種だ
これに違和感を感じた
そこからいろんなチームに話を聞きに行くと(J3〜JFL 地域リーグ)、チームの斡旋があるところ
工場のようなとこで働かされるところ
斡旋がなくて、自分で仕事を見つけてくる選手
様々な種類の働き方があった。
練習が終わったら嫌嫌仕事場に行き、働き、翌日のサッカーに備える
翌年も更新できればサッカーやれるし、同じ企業で働く
満了通知を受ければ、何もない世界に投げ出される。
ここに需要と供給の関係を感じた
サッカーで満了になった途端お先が真っ暗になり、新しく何かを始めたりするケースをよく目にするがそれは果たして正解なのか。
J1目指してみんなが駆け抜ける
一握りの領域に行くために
つかめれば賛辞、失敗すれば目先の数万円の年俸アップやダウン、満了通知に怯えながらの生活
そして満了時に新しく『セカンドキャリア』と謳い何かを始める
セカンドなんて言って始めたところで最高到達点は見えてしまっている気がする
大切なのは『並行して』キャリアを構築していくことなんだと
そうすると出てくる、『本業に集中しろ』と『サッカーに集中してないから結果が出せないんだ』
これは永遠に答えの出ない争いなのだ
サッカー軸で見ればサッカーで成功するために全てを捧げる必要があるが
『人生軸』で見ると立ち止まって考える時間ができる
20〜40万の月の給与の浮き沈みに身を任せサッカーを続けた先に、人生の幸福は待っているのだろうか
J1にいたとて、40歳以降の仕事はどうなるのだろう
チームに新しい役職を作ってもらい、就職するのか、過去の売れた名前でスクールで稼ぐのか
預金の資産運用でつなぐのか、
明確な答えは持ち合わせていないが、人生に向き合いその都度考え未来を見据えるととも必須だ
サッカーだけ頑張るぞ!では限界があるのだ
いきなりくる満了通知に対してどれだけの人間が準備できているのか
選択肢を与えるために今回は『デュアルキャリアサポートの事業』をスタートすることにした
就職先の1例ではあるが『週5 14時出勤 土日休み 昇給あり・福利厚生あり・ボーナスあり 24万』
これだけだと分かりずらいが、比較するとかなり好条件なのがわかる
某クラブ『週5 14時出勤 土日休み 20万 翌年も同じ給与』
スポンサー縛りもあるため『やりたくない仕事』の可能性が高い
昇給もなければボーナスもない、仕事に対するモチベはなく、やりがいの搾取である
サッカーやってる
なんとかステップアップしてやろうと頑張る選手の労働力にしか興味がないように見える。
仕事も評価されれば給与アップするし、サッカー給も増えればさらに嬉しい
サッカーへのモチベーションはもちろん、仕事も頑張ろうと思えると思わないか?
そんな企業を探してくれる会社と繋がり、僕は人材を探しているみたいな感じだ
人材なんてちょっと知り合いに確認しただけで山ほどいる
ほとんどが、選手を労働力として働かせて、ステップアップするぞ!今年1年なんとかして!という気持ちを安く買われている現状なのだ。
僕のアルバイト時代の苦しみをサッカー本気で取り組みながらできる環境を整えます
サッカーの練習が終わったら家に帰って寝てますっていうJ2以下の選手は一旦立ち止まり、少しだけ考える
今のままで良いのか
答えが突っ走るだったなら全然良い
結局は他人の人生なのだから
セカンドキャリアではなく、デュアルキャリア