『日大藤沢編』

田場ディエゴ

DONIGOGOのサッカー人生の高校生編

FC湘南ジュニアユースから卒団して地元の『日本大学藤沢高校』に入学

サッカー部に入ることになるのである

今でも『日藤のとき見てました』とどんな人間も絡んでくる

もう飽きるくらい言われてきた

過去の栄光に縋ってしまうのは周りにも問題があるわ

日藤のときどんなプレーヤーだったのか

上下関係の厳しいサッカー部

今ではないと思われるサッカー部の上下関係

敬語とか、あいさつのことを言うのではない

とにかく理不尽な上下関係

なんとかして坊主にしてやろうという先輩たちの意味不明なアレだ

入学初日には『校歌テスト』

グラウンドに出て大声で校歌を歌うテストがあるのだ

初日に校歌なんて覚えてるわけがないだろう

ピンクのメガホンを持った先輩たちが『小せーよ』って怒鳴られたら不合格

そもそも歌えんわ

しね

本当にキモかった

「あいさつ小さい」「あいさつしてない」「グランド整備できてない」

黙れ

基本的にそういうの指摘してくるのはサッカー部ではあんまり地位の高くない下手なやつ

そいつらはちょっと怖い選手にお願いして、後輩をいびって先輩ズラをする

本当に姑息でキモい奴らだった

サッカーが下手なやつになんか言われるのは本当に腹が立っていた

どこのチームも多分そう

カテゴリー低いやつで先輩ぶるやつ多すぎる

ほんまにきもいからやめろそれ

と、王様は思っていた

そしてそれはきっと言葉には出さずとも態度等に出ていたのか

先輩の部室に呼び出されて15歳DONIはどやされるのである

なんで呼び出されたかはわからないけど、泣きながら自転車を押して帰った記憶はある

順調なサッカー

上下関係はかなり手こずっていたが、サッカーの方はかなり順調なDONI

5月にはAチームに上がる

それがまた先輩に目をつけられる理由

嫉妬だろ

下手くそ集団の

他の1年生は試合が9時キックオフだったら6時から応援練習をするが、王様のDONIは試合時間に合わせて到着し

応援団横目にサッカーの準備をするのだ

応援なんてしたことない

応援歌なんて覚えていない

王様は上下関係こそは全然だめだったが順風満帆なサッカー部人生を送るのである

(2年生までは)

集大成の3年

(2年生までは)と書いてある

3年生ではほとんど試合には出ていない

2年生まで常に試合に出続けていた

そんなDONIは王様になりすぎてやってはいけない指揮官との喧嘩をしてしまう

喧嘩はほんの些細なこと

累積で出れない週に手を抜いてやっていたDONIに対して

佐藤輝勝監督『やる気がないならやめろ』

DONI『やる気なくねーじゃん』

グラウンドにあいさつして後ろを振り向いたら監督がいた

そしてバチる

その日から選手権本戦までスタメンで試合に出ることは無くなった

罰として、練習前にクーパー(3200m12分で)➕70m走(往復 10本)を毎日やらされることに

これのおかげで終盤はドリブルしながらクーパーを走れるようになっていた

チームでクーパーを走る時は2本走る

真夏の期間は本当にきつかったな

そしてむすっとしながらベンチスタートの時期を過ごしていくのである

メンバーの選手たちが試合を終えて帰っていく姿を横目にDONIは出てない組の練習試合

これがまた腹がたつ

ずっと試合に出続けていた王様にはかなり痛い仕打ちなのだ

エンジンにも入れない。集合写真にも入れない。試合後は練習試合。試合出ていた選手がリカバリーの時は練習

メンバーには入るけどスタメンで試合に出ることがとても好きな王様なのだ

それでも王様の仕事率は高い

途中から出ていけばそれなりの仕事をする

だからこそ、なんでまだ出れないねんと怒りに変わることが多かった

そしてこれは選手権本戦12月までずっと続くのだ

桐光の三連覇阻止はDONIさんゴール
とりあえず点決めといたよって言う写真

王様がさらに王様になった選手権

正直な話神奈川県予選が一番きつかった

地方のチームは正直そんなに強くない

本戦からは全てスタートから出場

三戦連発と王様らしい活躍をして神奈川では割と売れてるアイドルが全国区になったみたいな感じだ

初戦 徳島代表 徳島市立

2回戦 山口県代表 高川学園

3回戦 新潟県代表 開志学園

4回戦 静岡代表 静岡学園

準決勝 石川県代表 星稜高校

星稜高校に0−3で負けて全国3位を達成

今でこそ全国常連になっている日大藤沢も自分が入団した時はそこまでではなく

神奈川ベスト4狙いみたいな感じのチームで、土のグラウンドで

全国制覇とは口で言っていてもまだまだ全然足りないところ

そんなチームが全国でていきなりベスト4

そして中心の選手としてチヤホヤされる

毎日のように取材陣がDONIを囲み、学校に帰れば英雄のような扱い

選手権の『優秀選手賞』『得点王』『日本高校選抜』に選ばれ勘違いレベルがマックスになる

元々高みを目指していた人間ならともかく、そこらへんの選手でここまで来てしまうと

人間は勘違いをしてしまう生き物

中学時代から若干勘違い気味だったDONIにこれはとてつもなく大きな壁となるのである

自分は上手い、自分は天才、自分が中心

そうなると人間は努力をしなくなるのだ

案の定この王様気質で乗り込んだ『国士舘大学』で痛い目を見ることになる

ここまで読んでくださりありがとうございました

次は『国士舘大学編』です

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